抜歯窩、及び治療後の部位で即時修復した 全顎インプラント支持補綴物の作用 36か月後ろ向き評価

The efficacy of full-Arch Immidiately Restored Immplant-Supported Reconstruction in Extraction and Healed Sites: A 36-Mouth Retrospective Evaluation
著者:Zvi Artzi 等
骨細胞は機能的圧を感知し、骨成長や、インプラントと骨の生着などに影響を与える。
治癒後の無歯顎に埋入され、荷重されるインプラントと、抜歯かに埋入され即時荷重されるインプラントを比較できるデータは、最近の報告はあるものの不十分である。
目的
6,18、36ヶ月の追跡観察を伴う、新鮮抜歯窩と治癒後の部位に埋入した即時荷重したインプラントのアウトカムを比較すること。
材料・方法
2001年~2005年にかけて54名の患者にてフルアーチインプラント下顎/上顎修復を計画した。 
無歯顎にインプラントを埋入し、残存歯を抜歯しそこに(新鮮抜歯窩)インプラントを埋入した。
25Nで初期固定を得た。
結果
患者データーでは54名中10名(18.5%)が失敗した。
インプラントデーターでは676本中21本(3.1%)が失敗した。インプラントの長さ8mmとインプラントの経3.3が、失敗に有意に影響した。
骨増多をした111本中5本(4.5%)が失敗した。
上顎洞挙上術を行った30本は全て成功した。
結論
インプラントを抜歯直後に埋入しても、治癒後の歯槽堤に埋入 しても 臨床パラメーターは一定であることが証明された。 3年の観察後に、定期的に評価したところによると、抜歯部、 治癒後の無歯部に埋入したインプラントのクロスアーチ即時荷重は 予知的で維持可能であった。
出典 The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants