クラウンーインプラント比は、インプラント支持修復物の生着と合併症に、どれほど影響するのか?

出典
Clin,Oral Impl ,Res,20 Suppl,4 2009 67-72 

表題: クラウンーインプラント比は、インプラント支持修復物の生着と合併症に、どれほど影響するのか?系統的レビュー。 

著者: Rafael Juan Blanes,privatepractice,clinica pronova,palrna de Mailorca,Spain 

はじめに(目的)
インプラント支持修復物のクラウンーインプラント(C/I )比と関係付けながら、生物学的、及び技術的合併症の発生を、評価することにあった。 

材料と方法
研究の取り込み基準は、平均追跡観察期間が4年以上であった、骨内チタンインプラントに関する前向き/後ろ向き縦断的報告に制限した。

本レビューには、コーホート研究と、無作為対照付き臨床治験(RCTs)のみ取り込んだ。 患者タイプは、本系統的レビューには、インプラント支持単冠、そして/または固定式部分義歯で修復された、部分有歯患者のみ選択した。

本レビューによって見つかった論文から、C/I 比に関する、以下のアウトカム変数を抽出した。インプラントの失敗、インプラントの破壊、平均インプラント周囲骨頂レベル(標準化デンタルを用いて評価されたもの)、及び、補綴部品、そして/またはインプラント修復物の上部構造の技術的合併症を抽出した。 

結果
本系統的レビューでは、インプラント支持修復物の生物学的、または技術的合併症のいずれかと、C/I比が関係付けられたRCTは、1件も発見できなかった。

検索によって41個の論文と表題が発見され、このうち7件を、全文分析のために選択した。本系統的レビューの取り込み基準と、排除基準に合致した論文は、2件しか発見されなかった。

排除した5件の論文の中3件は、4年の平均追跡観察期間に達していなかった。他1件の論文では、アルミナ歯科用インプラントが使用された。また2件の論文は、彼等の全インプラントにて、クラウンとインプラントの長さを測定する際に、標準化デンタルが利用されなかった。

両研究を合計して、454本のインプラントを伴う、計192名の部分無歯患者がまとめられた。1件の研究では、機械加工ソリッドスクリュータイプの歯科用インプラントが分析され、他1件では、中空、またはソリッドスクリューインプラントのいずれかを伴う、プラスマ溶射表面につ
いて報告された。

両論文で、インプラント修復物のC/I比が評価されたが、使用されたアプローチは、それぞれで異なっていた。1件の論文では、著者等は解剖学的C/I比を利用し、もう1件では、解剖学的C/Iと、臨床的C/Iの両方が評価された。 

結論
1.インプラント支持修復物のC/I比は、インプラント周囲骨頂喪失に影響しない。
2.インプラント支持補綴物の、技術的合併症の発生、またはインプラントの生着率と、C/I比との関係を評価するためのデータは、存在しない