rhBMP-7/rhOP-1がコーティングされたインプラントを用いて歯槽堤を増多するレントゲン像上観察

Alveolar rigde augmentation using implants coated with recombinant human bone morphogenetic protein-7
(rhBMP-7/rhOP-1): ragiographic observations                                   
rhBMP-7/rhOP-1がコーティングされたインプラントを用いて歯槽堤を増多するレントゲン像上観察
  
筆者 knut N. Leknes 等
骨形成因子(BMP)は、骨を誘導する蛋白性因子であり、単独で異所性骨形成シグナルとして作用する唯一のサイトカインである。BMPは骨形成、骨折治癒などあらゆる生理的骨形成に必須の役割を担うことが明らかになっており、BMP2についてはその強い骨誘導から特に研究が進んでいる。未だBMPの種類や、副作用についての詳細は明らかになってはいないが、研究が進めば、将来的に医科・歯科において臨床的に普及してくるであろう材料である。
骨を増多するためには、骨誘導シグナル・細胞・細胞外基質それとキャリアテクノロジーが必須である。
本研究では、酸化チタン多孔性インプラントに骨形成因子(BMP-7)を塗布し、歯槽骨が増多される可能性をレントゲン像上で評価した。
 
材料・方法
雑種犬6匹に、酸化チタン多孔性改質インプラント(TiUnite; 径4.0,長さ10mm)に1.5 mg/mlと3.0mg/mlを塗布したものを埋入。4週目、8週目にレントゲン像で骨の状態を観察した。
埋入する前に歯槽骨を削り、歯を抜歯して骨吸収が起きている状態にしておき、そこからどれくらい骨が再生するか観察した。

結果
ベースライン時から4週目8週目にかけて骨高径の有意の増加が観察された。1.5 mg/ml と3.0mg/mlでは有意に異なってはいなかった。



結論

チタン多孔性酸性化インプラント表面は、局所的な骨形成を、刺激する、臨床的に有意の可能性を示す、rhBMP-7
ための効果的なキャリアとしての役割を果たす。

実用的意義
BMP法は局所的な骨形成を支持するのに、他の装置に代わる方法として期待
出来ることが、本所見より示唆されている。

出典
Journal of Clinical Periodontology