データを活かした医院運営を目指して まとめ
日本歯科評論 vol.79 No.8(2019-8)

初診患者への対応のTips
患者が求める治療内容を理解するために、問診票を用いて望む治療をある程度把握する。大事なのが、良質なコミュニケーションの構築であり、活用しているのがTC(トリートメントコーディネーター)である。治療過程でも、TCから患者への声掛けを重要視している。これにより、患者の治療に対する意欲や安心感を持続させることが出来る。

治療計画説明のTips
初診時にはTCや受付が対応し、治療計画の説明では歯科医師の診断・指示の下TCが患者の要望と治療内容のすり合わせを図る。その後の流れは、担当歯科医師が治療し、治療終了後にメインテナンスを継続することの重要性をコンサルテーションし、歯科衛生士がメインテナンスを続ける。

メインテナンス時のTips
メインテナンスに関しては、各歯科衛生士が担当している患者の動向をデータ化する。

データPDCA活用
諸々のデータを“尺度”として利用し、スタッフへのアドバイス、医院マネジメントに活用する。データ化することで医院マネジメンPDCA(「Plan(計画)「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改造)」」サイクルを回すことで組織マネジメント改革、サービス提供の改善におけるKPI指標(重要業績評価指数)の適正化につなげていくことが可能となる。