川崎市宮前区 歯科医院、インプラント、審美歯科

エンド治療Q&A  商業誌より

Q 歯内療法と全身疾患に関連性はありますか?
A 現時点では江部デンスの確実性が低く、確実な言及はできません。今後の臨床研究による解明が望まれます。

解説
これまでの研究では循環器疾患と根管病変に関連性があるかもしれないと示唆されているが、因果関係を含めてその関連性は明確ではない。他疾患については研究の数が少ない。
しかしながら、慢性炎症が持続する根尖性歯周炎が、炎症性メディエーターを介し、全身に影響を与える可能性を排除することはできない。


Q 根尖病変は循環器疾患に関連しますか?
A いくつか関連を示す報告はありますが、文献1最新のシステマティックレビューでは信憑性のある結論は得られてません。

解説
最新のシステマティックレビューではがエビデンスは得られて無いが、文献2では根管治療による慢性炎症のコントロールが、冠動脈疾患患者の循環器疾患による死亡リスクの低減に関与することを報告している。この論文は1995年~1996年に行われた口腔内状況と冠動脈疾患の関連を調べた研究の追跡調査として行われ、2015年までに循環器疾患で死亡した患者を対象としており、観察期間も20年と長期に渡る。ただ根尖病変の有無が診査されていないため、文献1のシステマティックレビューの採用論文からは除外されている。

臨床医にとって重要なことは、エビデンスの確実性が低いから全身疾患と根尖病変は無関係と判断することではなく、根尖病変の放置は、持続する慢性炎症を放置することであり、結果として全身疾患に影響を及ぼす可能性がある、と認識することである。