Epidemiology of Implant MortalityDispartity Among Intraoral Positions and Prosthesis Type

表題

口内の位置間と、補綴物タイプ間の、Implantの失敗に関する相違についての疫学研究


著者

Yong-Geun Choi

目的

各種解剖学的位置の、単冠を支持するImplantの失敗と、連結補綴物を支持するImplantの失敗に関する相違を、補綴物のタイプとImplantの喪失の関係を混乱させうる、他の人口統計学的変数と臨床変数を補正しながら調べること。

 

材料と方法

○ 2003年から2014年にかけてKyung Hee University Gangdong Hospitalと,Seoul National University Bundang Hospital,South KoreaでImplant治療を受けた患者を取り込んだ

○ 後ろ向きコホート研究

○ 補綴物のタイプは単独、または複数/連結に分類

○ 連結タイプは固定式補綴物、固定式総義歯、固定式であるが着脱可能な補綴物、及びImplant支持オーバーデンチャーが含まれた。

○ 対合は天然歯、固定式補綴物(天然歯の支台)可撤式部分補綴物のレジン歯、可撤式総義歯のレジン歯、対合歯なし、Implant単冠、固定式補綴物、Implantリテーナー及びImplant支持オーバーデンチャーに分類した。

○ Implantの長さは10mm以上か10mm以下に分類

結論

異なるポジションで単独歯Implantの喪失量は異なることを支持する証明が、本研究で示された。Implantの全体的な生着率は、高いことが立証されているが、Implantの喪失には違いがあり、上顎前歯部と上顎臼歯部での単独歯Implant補綴に、特に注意する必要がある。(一般的な生着率より低い結果が出された)。より良い骨統合が得られるとの推測の下で、治癒期間を延ばすことは、脆弱な部位に埋入されたImplantの寿命をのばすための、直接的な効果はなかった。煩わしい訴訟がおきないよう、このような情報を患者に注意深く知らせることが望ましい。これまで達成されたことはないが、近い将来は可能かもしれない、0%という失敗率を求めて、不利な部位での、単冠Implantの際立った失敗率を減じるための更なる研究と新しい製品と技法の提案が求められるべきである。