インプラント支持補綴物の単軸的維持と余剰セメントに対して、数種類の接着法が及ぼす影響.インビトロ研究

Effect of Different Cementation techniques on Retained Excess cement and Uniaxial Retention of the Implant-Supported proshtesis:An In Vitro Study
JOMI 2014
Zubeda Begum
目的
残存する余剰セメントを減らす、3種類の接着法を比較することと、インプラント支持補綴物の維持性に対して、それらが及ぼす影響を調べること
材料と方法
30対のインプラントアバットメント複合体を組み立て、それらを更に3個の群、つまり半量塗布群、Practice abutment,及び通気群に分けた。
それぞれのサンプルのためにクラウンを作製し、各々の方法で接着した。その後、維持力値を、ユニバーサル試験器を用いて調べ、余剰セメントの実量をデジタルスケールで測定した。
結果
3種類の接着法は、維持力については有意に異なっていなかったことが、分散分析検定によって明らかとなったが、余剰セメントの量については、有意に異なっていたことが観察された。
半量塗布法は、通気法、及びpractice abutment法と余剰セメントについて有意に異なっていたことがさらに示された。
結論
インプラント支持補綴物の維持性に影響することなく、余剰セメント量を最小限に抑えるために、Practiceアバットメント法とventing法を利用できると、本研究の制限内で結論付けることができる。
さらに咬合面の穴は、スクリューが緩んだ時に、アバットメントスクリューにアクセスする際にも利用できる。