ホワイトニング剤に晒された後の軟組織の変化

Soft-Tissue Alterations Following Exposure to Tooth-whitening Agents
ホワイトニング剤に晒された後の軟組織の変化

著者

Rebekah  N.Lucier
出展
JP 2013
背景
ホワイトニング製剤はそれらの製品によって口内軟組織に一過性の巨視的な形態学的変化が起こりうる。しかし、ヒト層状扁平上皮中の角化細胞と繊維芽細胞に対して、それらが及ぼす可能性がある作用はこれまでに明らかにされたことがない。
目的
ヒト組織に相当する3次元的物質を様々な濃度のホワイトニング剤に、長時間さらし、組織の形態、増殖、アポトーシス、及び蛋白質の発現に関する変化を調べる。
結果
試験した全てのホワイトニング製剤が、全ての上皮層にて、細胞のアポトーシスを引き起こし、組織の形態を変化させ、基底角化細胞層の増殖を誘導した。更にホワイトニング剤は炎症を関係付けられているサイトカインの発現の変化を誘導した。
結論
ホワイトニング剤はインビボでも同じような変化を誘導しうることと、これらの製品は、限られた期間で利用されるか、或いは歯科専門下の監視下で利用されるべきであることがこれらの結果より示唆される。